完ぺきであるためには君達は満点以上の点数を取らなくてはいけない その2

こんにちは石嶌之広です。

今回のお話は

「完ぺきであるためには君達は満点以上の点数を取らなくてはいけない!何故?!!」その2です。

何故、満点以上とらなくてはならないのか。

何故、満点では完ぺきではないのか。

ちょっと質問。

テストで良い点数を取ろうとする理由はなんですか?

この質問の答は山ほどあります。

一人ひとり色んな理由があって、沢山の理由があります。

その中にある理由の一つに、「お母さんにおこられないため」「お母さんにがっかりさせないため」ってありませんか?

お子さんから直接聞いたことはないかもしれませんが、多くの子供達がそう感じて、次のテストに不安をかかえながら生活しています。

子供達は「お母さんにがっかりし欲しくない」だから完ぺきであろうと思っています。

もし100点満点テストで5点を取ってきたら驚きます?怒ります?

もしかしたらいつもそのくらいなので、ただがっかりする方もいらっしゃるかもしれません。

もし100点満点テストで5点を取ってきたとき「よくやったね」っと、たたえることはできますか?

無理ですよね。

では、いくつかの実際にあった例を3つほどあげてみます。

例1(これはちょっとすごい例です)

この生徒は100点満点テストで5科目490点以上をいつも取っていました。 (すごいですね)

中学1年生のときから毎回、毎回、5科目ほとんど満点で490点以上とっています。

2年生最後のテストも480点以上とってきました。

毎回、ほぼ満点ですから当たり前ですよね。

でも数学のテストで計算ミスと書き間違い等が重なり80点台後半の点数だったことがお母さんにとってショックなことでした。

いつも100点に近いのに、簡単な問題のウッカリミスと凡ミスで10点失っていたのです。もう一度見直せばなんてことないミスです。

お母さんは、なんで!と思ったそうです。(まあそうかもしれませんね。)

この時、お母さんには実際に取った90点よりも失った10点が全てになります。

その10点がクローズアップされて・・・なんで!となったのです。

例2

50点満点テストでいつも数学が1年生の時10点以下の生徒が2年生の夏休みから教室で勉強を始めて17点取って来ました。次のテストでは20点台です。3年生最初のテストで38点とってきました。

でもその子、「なんで40点取れなかった?」とお母さんに聞かれたそうです。

例3

50点満点テストで1年生のとき英語がいつも10点台だった生徒が2年生後半から30点台を安定してとるようになりました。

でも「数学がダメじゃない」といって、もっと頑張れる塾を探すことになりました。

(そういう理由でウチの教室の面談に来たことがわかったので、今行っている塾に戻るようにお話をして帰ってもらいました。その子は今行っている塾が好きなことが わかったからです。「勉強には安心と安定が大切なんです。」)

これらの例を聞くと、それはちょっと極端と思われるかも知れませんが、ちょっとやそっと成績を上げてもお母さんには通用しないんです。

一回くらいは褒められるかもしれませんが次からはダメなんです。

100点満点テスト100点取っても当たり前。5点落とせばとんでもないんです。

100点満点テストで105点とっといて5点落とせばよかったんです。

満点以上でなければダメなんです。

満点以上をとってありえない点数を出さなければダメなんです。

つまり完ぺきは無いんです。普通では。

ではどうしたら完ぺきになるのか。

その方法があります。

簡単です。

テストの点で完ぺきを求めるのであれば、100点満点テストで5点を取ってきた子に「よくやったね」っと、たたえることができないのであれば、みんな同じなんです。

前回、50点満点、100点満点テストで5点を取ってきた子。

次のテストでも5点を取ってきたら、全力でたたえてあげてください。

学校の授業はどんどん進んでいます。本当だったら0点ではないですか。

0点の可能性が高いのに、ちゃんとテストの日に学校に行って、テスト用紙 が配られたら、名前を書いて、そして問題を読んで・・・

すごいことではないですか。完ぺきです。

100点テストで前回30点が、今回20点でもいいんです。

50点テストで前回20点が10点でもいいんです。

何点とっても完ぺき。だから、たたえてあげてください。

そうすれば、完ぺきになります。

今回は以上です。

誤字脱字文法誤用お許しください。


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