題:優輝君の勉強対策 成績は本当に上がるのか? 第2部の続き

こんにちは、石嶌之広です。

私の住んでいる街は海と山を持つ静岡市清水区の北部にあります。

南方向に車を走らせると、世界文化遺産になった三保の松原があり冬になると海岸沿いに広がる青い海の向こう側に雪をかぶった富士山を
見ることができます。

それでは勉強のお話です。

題:優輝君の勉強対策 成績は本当に上がるのか? 第2部のつづき
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優輝君の勉強について、第2部の続きです。

前回、なぜ「1年間成績が上がらなくても目を瞑る」「家でやらなくても目を瞑る」なのか。

をお話しました。

今回は勉強の取組み方のケースと優輝君の今後予想についてお話します。

優輝君が教室に来たのは2年生の始めでした。そして体験学習でおおよその学力と特性判断をして1年生の最初からスタートしています。

もし優輝君が、夏休みが終わってから来ていたとしらどうでしょう。

やっぱり1年生の最初からスタートはしますが途中から少しカリキュラムを変えていきます。

内申判断が3年の12月だけとはいっても、やはり早く結果を出しておかないといけないのは確かです。

2年の夏休みあとから1年間我慢というのは、ちょっと厳しい。
そのため少しアレンジすることになります。

積み上げ式と言われる数学も英語も1年生から全部順序どおりに学ぶ必要はなく途中参加が可能です。

理科や社会は、いつからでもやればすぐに結果が出る教科。数学・英語は積み上げが必要といわれます。

確かにそうですが、ある程度の段階まで積み上げることで、順序のアレンジは可能です。

3年生の10月に定期テスト対策のために教室に初めてやってきた。何とか正と負、簡単な文字式ができ小数・分数は無理というレベル位であれば、次のテスト範囲の二次関数を学ぶことができます。

これまで数学が1桁の点数だった子が1ヶ月の学習で10点台ですが二桁になります。(50点満点テストです)
よくあるケースです。

2年生の冬からでしたら色々なメニューができます。

優輝君の場合は、2年生の春からできたので、一番理想的な1年生の最初からというメニューを選択しました。

そして1年後の3年生前期のテストで結果を出すという計画です。こうしたケースは毎年経験しています。

それでその後、どうなるか。

3年生になってある程度の点数を取れるようになったので、安心して教室をやめる子もいます。

1割(一ケタ台)も取れなかった子が7割以上(50点満点テスト30点後半)とれるようになったとき、お母さんには、「それがあたりまえ」になって、「なんで40点(8割以上)とらないの」と文句がでたりします。

まあそれが、当たり前になります。

優輝君の今後です。

優輝君の場合は、次のテストはいままでどおりの点数で、早ければ学年末、遅くとも3年春のテストに向けた学習になっています。

今回のテストはまだ厳しいままです。

実は、ここで困ったことが起きました。

テスト前でしたので、土日は朝9時から夜8時30分まで、約10時間の勉強会をします。

優輝君の場合もテスト前ですのでテスト範囲のことを少しだけやることにしました。

それがレディネス(受入れ準備)になればいいかなという感じです。

ところが優輝君、いままでの学習経験から「もしかしてやればできるんじゃないか」と思ってしまったようです。

テスト前勉強会は、なんと部活をさぼって朝から夜まで参加してきました。

でもやっぱり、やってみたけどお手上げ問題ばかり、両手を挙げて「わかりません、まいりました」です。

ところが、ちょっとですが、本当にちょっとですが、答えが合っているときがチラホラでてきます。

「なんで合ってんだろ?」

テスト前勉強、現在のところ約40時間、まったく未知の世界で宇宙遊泳を40時間。

少しずつ「なんで合ってんだろ?」が増えてきました。(本当にほんのチョットですが)

もしかしたら、優輝君、今回のテスト・・・実力で1割5分くらいとってしまうかもしれません。

このお話の第3部「優輝くんのテスト結果」は、優輝くんのテスト結果が出てから配信します。
11月18日以降になります。

楽しみですか?私はドキドキです。

次回は、長時間学習についてお話します。

長時間学習は効率が悪い? 本当ですか、やってみたことありますか?

長時間学習が普段の短時間学習よりも効率がよくなるポイントがあります。

なぜだろう? なんでこんなに効率がいいんだろう?

現場で考えた、その理由をお話します。

今回は以上です。

誤字脱字文法誤用お許しください。


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