勉強をする目的

こんにちは、石嶌之広です。

今回は、「勉強をする目的」についてです。

時々子供たちに話すことの一つに「勉強の目的ってなんだ?」というのがあります。
 

将来、社会に出てから、一度もつかわない知識。

入試をすぎたら、なんの価値もないようなテクニック。

なんで毎日、役に立つのかどうかわからないもののために。こんな辛い思いを
しなければならないのか。

「勉強はなんのためにするのか」「勉強をする目的」

この問いに関するお話はいくつかありますがその中の一つを紹介します。

ここから


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1000人の一人について。

ある1000人グループの中の一人は「あること」に気がついた。
自分も含めた1000人にとって将来必ずなくてはならないだろうという「あること」

周りの人にそのことを話したら、「ありえないよ」「ふつうじゃない」といって
とりあわない。

この「あること」について多数決をとったら999:1、圧倒的多数で否決。

選挙は多数決です。学校生活や企業の会議などでも多数決はよく使われます。

多数決は、みんなが納得しやすい方法です。

こうしたとき、その一人が「あること」について行動したら999人が敵になります。
多数の中で安穏とするか、一人で挑戦するか。

覚悟を決めて行動したらどうなってしまうのか。(1から4の順でお話します。)

1.自分の周りにいる全員が一瞬にして白い眼を向ける。

非難ごうごう。全員が敵になります。

さらに行動を継続したらどうなるか。

2.本当に1000人にとって良いことであれば、それはもしかすると、勘違いかもしれない
けれど、1人目の理解者らしき人が現れる。

その理解者らしき人に声をかけながら行動するとなんかの拍子でもう1人理解者らしき人が
現れる。

さらに行動を続けると。

3.あるとき。白い眼を黒い輝きの眼に変える人が一気に増える。

そしてその数が加速して増え始める加速ポイントを迎える。

他の1000人グループにも、同じようなことに気がついた人がいた。
そのグループにも1人目2人目の理解者らしき人がいた。

自分だけ・・・そう思っていた一人は、同じ意志を持つ仲間を知る。

その瞬間が、加速ポイント。

4.やがて最初は一人の気がつきだった「あること」は、ほとんどの人にとって共通の認識
になる。

つまり、「普通のこと」になる。

こうした順になります。

10年後には、当たり前になるようなことでも、最初の一人は孤独である。
なにもせずにいる選択もできる。気がついたことも忘れる選択もある。

最初の一人は、孤独を受け入れ行動する勇気が求められる。

多数の中で安穏とするのも良し、果敢に挑戦するのも良し。

しかし、一人でも挑戦しなくてはならない時がある。

人生の中には、目の前にある茨の道に、自分自身が「行け!」と命じるときが何度かやってくる。

その時のために、自分を鍛えておこう。

体力もいる、考える力もいる。あらゆることに耐える力もいる。

その時、震える心と体を凛とさせながら、足を一歩進める「勇気」という力。

これらの力を、鍛えるものの一つとして、勉強がある。

勉強は辛いものだ、だから価値がある。

それが、「勉強をする目的」のひとつだ。

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ここまで

こうした話は、10分くらいかかります。

限られた時間の中で、時にはこのくらいの時間をとっていきたい。
そう考えています。

今回は以上です。

追伸1

辛い勉強ほど価値がある。
その辛い世界「仮想訓練」実践場の一つが教室です。

家にこうした訓練所的空間をつくるのは難しいですね。

なかなか家での勉強は難しいですが、家での勉強は、家での勉強ならではの目的・価値
・方法があると思います。

誤字脱字文法誤用お許しください。


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