長時間学習 その5

こんにちは、石嶌之広です。

教室のある街は静岡市清水区です。

ちびまるこちゃん、清水の次郎長、三保の松原、エスパルスが有名どころです。

冬は雪がめったにふらない比較的温暖なところです。

そのためか人柄ものんきで温暖な人が多い地域です。

それでは勉強のお話です。

題:長時間学習 その5
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前回は、長時間学習を「効果的」で「合理的」になるポイントについてお話ししました。

今回は、長時間学習が「意外と疲れない」ものになるポイントについてお話します。

長時間が学習、本当は、とっても疲れます。

クタクタになって、おふとんに入った瞬間に寝てしまうか、逆に変に覚醒してしまうくらい
疲れます。

でも、「意外に疲れなかった」「疲れていない」と錯覚するポイントがあるのです。

● 長時間学習が意外と疲れないものになるためのポイント

ポイントは大きく2つです。

ひとつは時間のとり方とテンポもう一つは、「帰宅効果」の活用です。

長い時間だからといって、休憩を頻繁にとるとかえって疲れます。

午前中は特に、長時間学習の体力作りだと思って連続90分越えても続けることが
良いと思います。

夏休み小学生の時間にあったことですが、小学生の夏休みは1教室20人位で
朝9時から12時までやります。夏休み終盤、夏の勉強に充分なれたころ、
休憩を取らず黙っていたら11時30分になって「あれ、そういえば、今日まだ休憩ない。」
と一人が気がついたということもありました。

「バレたか、では5分休憩」という感じです。

午前中は特に、あまり休憩なしでも大丈夫です。

午後は、テンポが大切です。

体のあちこちが、疲労してきます。そしてお腹の活動も活発です。

意識の集中モードをつくための「間」をつくる工夫をするようにします。

そして、大切なのが「帰宅効果」です。

「帰宅効果」よく経験することがあると思います。
旅行に行くと、行きよりも帰りのほうが早く感じる。

行きと帰り違う道を通っても、帰りのほうが早く感じる。

それが、帰宅効果です。

帰宅効果は、演出することで効果を出すことができます。

● 長時間学習は家ではやらないこと。

● こんなにやったら、絶対クタクタになることがわかって始めること。

● こんなにやったら、最後は眠くて頭がボーとしてだめになるんじゃないかと思って始めること。

● 長時間学習は効率が悪いので、思ったほど量ができないと

長時間学習が意外と疲れない理由の一つは、生活が単純になるからだと思います。

勉強・食事・トイレ・休憩

一日がそれだけで終わります。

お母さんに「勉強しなさい」って言われることはないし、家ではやっていないので
「頑張ってるね」「大丈夫」と水をさされることもない。

やることをやっている安心感もあります。

勉強以外の、その他情報があまり入らないので、雑多な情報処理をする必要もありません。

それに、中学生なんです。やる気が無くて根性もなさそう、たよりなーーい感じです。
でも中学生、さすが中学生。大人に比べれば、実は元気なんです。

長時間学習って、とってもいいです。

しかし、大きな欠点があります。

その理由は、家ではできない。

中学生にとって、少なくとも、現時点でやる気がなくて、
成績もあんまりという子が自分の力ではすることができません。

こういう子にこそやってもらいたいのが長時間学習ですが。

こうしてメルマガで「長時間学習いいですよ」とお話して、「いいなあ」と思っていただける人
がいたとしたら、それは保護者の方。

けっして本人ではありません。

たとえメルマガをプリントアウトして本人に読ませても。

「ふーーん」「長時間なんてムリ」

「やってみよう」なんてことは思ってくれないのです。

さてどうしたものでしょうか。

今回は以上です。

誤字脱字文法誤用お許しください。


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